昨晩の海外市場は、主だった材料のない中、米10年物国債利回りが3.517%まで上昇し、ドル相場を支えた。ただ、米物価指数の発表を前に、様子見ムードが強かった。またNY株価3指数はまちまちの展開に留まり、米3月卸売売上高が予想より弱い結果となるも総じて影響は限られ、FRBの2023年第1四半期の融資担当者調査で、融資基準の厳格化および商業・産業向け貸し出し需要の軟化が報告されたが、相場への影響は限定的だった。
ドル円は134.64から135.23で上下、ユーロドルは1.1001までじり安、ポンドドルは、1.2669まで上値拡大後1.2614まで売りに押された。
一方クロス円はまちまちの展開。ユーロ円は149.27から148.46まで下落、ポンド円も171.08から170.19まで値を下げたが、オージー円は91.88、NZD円は85.86まで値を上げ、カナダ円は101.43まで反発後100.77まで利食いに押された。