金曜日の海外市場は、米4月雇用統計で、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給など軒並み市場予想より強い結果となったこと、経営状況が懸念されていた米地銀パックウエスト・バンコープやウエスタン・アライアンス・バンコープの株価が急反発し、NY株価3指数が、大きく買い戻されたことで、今週強まったリスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。米10年物国債利回りが3.465%まで反発したこともドルを支えた。
ドル円は、米長期金利の反発もあって135.12まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏小売売上高が予想より悪かったこともあり、1.1048から1.0967まで下落後このレンジで上下、ポンドドルは、1.2548まで下落後、1.2653まで上値を拡大した。
一方クロス円では、ユーロ円は148.71、ポンド円は170.63、オージー円は91.08、NZD円は84.98まで買い戻され、カナダ円は、加4月新規雇用者数が予想を上回り、100.81まで反発した。