昨晩の海外市場は、注目の米12月消費者物価指数が、前年比で6.50%と市場予想通りに留まったが、6か月連続で伸びが鈍化し低下傾向がはっきりとしたことで、FOMCが利上げペースを緩めるとの思惑が高まり、ドルが全面安となった。WSJの観測記事「次回FOMCは0.25%の利上げに留まる」、米10年物国債利回りが、3.565%から3.427%まで低下したこともドルの上値を抑えた。またハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は「今後は0.25%の利上げが適切となるだろう」と述べ、一方でブラード・セントルイス連銀総裁は、「5%を超える水準は、FRBが確実にインフレを抑制するための最低水準」と述べている。
ドル円は、130.20前後から128.87まで下落、ユーロドルは、1.0773まで下落後1.0867まで反発、ポンドドルは、1.2089まで売り込まれた後1.2247まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が140.02、ポンド円は157.72、オージー円は89.95、NZD円は82.58、カナダ円は96.55まで下落した。