昨晩は、FOMC、英MPCやECB理事会を経て、今後も利上げが続くことが確認されたことで欧米株価が大きく調整。リスクオフのドル買いにつながった。本日は週末もあって、株価の調整が続くのか、注視しながら対応したい。
経済指標としては、英12月GFK消費者信頼感調査と11月小売売上高、ユーロ圏各国の12月製造業とサービス業PMI・速報値、英12月12月製造業とサービス業PMI・速報値、ユーロ圏10月貿易収支と11月消費者物価指数・改定値、加10月対内・対外証券投資額、加10月卸売売上高と11月新築住宅価格指数、米12月製造業・サービス業・総合PMIの速報値などが発表される。
各国の12月製造業とサービス業PMIの速報値となるが、ユーロ圏では改善が見えるか、英米では弱い結果見えるか注目したい。ただ、リスクオフ相場となるなら、総じて影響は限られそうだ。
その他では、EU首脳会議では、引き続きウクライナ情勢の議論に終始するなら影響はなく、米債務上限の延長問題は、もしずれ込んでも現状は米財政に余裕があるようで、政府閉鎖などが避けられるなら、こちらも相場の反応はなさそうだ。
戦略としては、ドル円は、大きく上昇したが、更に上値を追う状況とも見えない。早期は138.17の昨晩の高値をバックに、売り狙いからターゲットは、137円を前に、下げ止まりでは利食いで、この位置の買いは、136.74を割れるなら一旦止めるか、136.18をストップに買い下がりも、しっかりと反発では利食いながら対応したい。
ユーロドルは、一時1.0736まで吹き上がったが、その後調整を深めている。ただ、こちらも追いかけて売りには厳しく、早期は1.0592をストップに飼っても見ても、基本は戻り売りで、1.0736をストップに、1.0700方向への上昇で売場を探したい。ただ、買いの利相場は、1.05ミドルなので、こういった下落を待つのも一考。この場合のストップは1.0489割れとなる。
ポンドドルも、同様で追いかけるのは避けて、慎重に戻りを待って、売り場探し。ストップは、理想は1.2446越えだが、遠いこともあって1.2357をストップに検討して、ターゲットは、現状の安値1.21ミドルが維持されると利食いとなる。また買いのストップは、1.2106割れとなる。
一方クロス円は、まちまちの展開となるが、ユーロ円を除くと、基本はまだレンジ的で、直近高値安値を睨んで逆張り戦略。ユーロ円は慎重に売り場探しから、ターゲットは145.35を前に下げ渋りでは利食い優先となる。