昨晩の海外

金曜日の海外市場は、米10月雇用統計の結果を受けたドル買いも、NY株価3指数が大幅に反発したことで、リスクオンのドル売りで週末の取引を終了した。
 米10月雇用統計は、非農業部門雇用者数が+26.1万人と予想を上回ったが、失業率が、予想の3.6%から3.7%に若干悪化、平均時給は、前月比で予想より強かったが、前年比では予想通りとなった。尚米10年物国債利回りは、4.205%から4.104%で推移したが、相場の反応は限られた。尚、株価の反発に関しては、米長期金利や雇用統計の結果との整合性に薄いが、FOMCなどのイベントを通過しショートカバーが出た、中国がゼロコロナ政策による行動規制を緩和するのではないかという憶測などが指摘されている。
 ドル円は、米雇用統計を受けて148.19まで反発後、146.56まで下落したが、その後147.34まで再反発も、結局146.55まで安値を更新、ユーロドルは、0.9753まで売り込まれた後、0.9966までじり高となり、ポンドドルも1.1150まで下落後、1.1383まで買い戻された。
 一方クロス円は総じて買い戻しが優勢。ユーロ円が146.14、ポンド円が166.98、オージー円は95.09、NZD円は87.15、カナダ円は109.03まで値を上げた。