昨晩の海外市場は、英中銀が予想通りに0.75%の大幅利上げに踏み切り、議事録では大多数のメンバーがさらなる利上げの必要性を主張したが、金利が見通し通りに動けば2年間にわたりリセッションに陥るとの懸念を示したこと、NY株価3指数の軟調が続き、FOMC後のドル買いが続いた。ただ、米10月サービス業PMI・改定値が予想を上回ったが、10月ISM非製造業指数が、予想より弱い結果となったことで、一時4.221%まで上昇していた米10年物国債利回りが、4.111%まで低下したことで、ドルの上値は抑えられた。
ドル円は、148.45まで上昇後147.61まで一時下落、ユーロドルは、ラガルド総裁が。金融引き締めに関して「FRBと同じペースで進めない」と発言したが、対ポンドでの買いに支えられて、0.9730から0.9795で推移、ポンドドルは、ハント英財務相が「配当所得に対する非課税枠の削減を検討している」としたこと、ベイリー英中銀総裁が「予想は金利をあまりに大幅に引き上げるべきでない」、マン英中銀MPC委員が「金利は市場の想定ほど高くしなくてもよい」と発言したこともあって、1.1152までじり安となった。またユーロポンドは0.8743まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が144.04、ポンド円が165.09、オージー円は92.96、NZD円は85.14まで一時下落、カナダ円は107.16を安値に108.04まで買い戻された。