昨晩の海外

金曜日の海外市場は、米8月個人消費支出やデフレーターが市場予想を上回り、米長期金利が上昇したことでドル買いも、9月シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大消費者信頼感指数・確報値が予想を下回り、ドルの上値を抑えた。米10年物国債利回りは3.682%から終盤にかけて3.841%まで上昇して引けた。
 ドル円は、144.21まで下落後、9月の財務省・日銀の介入額が2兆8382億円と予想通りに留まったこともあって、144.81までじり高となり、ユーロドルは、0.9854から0.9722まで下落も、ユーロ圏9月消費者物価指数・速報値が、前年比で10%となったこと、月末・四半期末のフローが下値を支え、ポンドドルも、英4-6月期GDP・改定値が予想を上回ったが、1.1234から1.1025まで下落し、その後はこのレンジで上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は142.21から140.73、ポンド円は162.18から159.43で上下も、軟調が続くNY株価3指数を受けて、オージー円が92.53、NZD円も80.95、カナダ円は104.68までリスクオフ的に売り込まれた。