今日の裏読み、表読み

引き続きジャクソンホール会議を睨んで、思惑に揺れる相場。今日も不安定な相場展開に注意して対応したい。
 本日の経済指標としては、米国のMBA住宅ローン申請指数、7月耐久財受注や住宅販売保留指数が発表される。
 注目は、昨晩の弱い経済指標を受けて、総じて弱い結果となるか焦点だが、特に直近米住宅ローン金利の上昇を受けて、新築住宅販売に多くのキャンセルが出ている模様。普段は、ほとんど材料視されないが、MBA住宅ローン申請指数や住宅販売保留指数が、弱い結果となった場合、またぞろドル売りが強まる可能性に留意しておきたい。
 要人発言としては、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁がタカ派の発言を続ける可能性があるが、一定の織り込みも、米5年物国債の入札を受けた米長期金利の動向、直近売り浴びせられている米株価の動向なども注視しながら対応したい。
 その他ウクライナの独立記念日を睨んで、ロシアが攻撃を強める可能性が指摘されているが、ウクライナのクリミア攻撃で、プーチンが核兵器を使用する懸念が高まっている。まさかとは思うが、アストロ的に、本日から天王星の逆行がスタートする。天王星は、通信やIT、金融分野に影響を与えると言われており、この逆行期は、突発的なアクシデントなども起こりやすいと言われており、一応十分注意を払って対応したい。

 為替の戦略としては、ドル円は、138円を前に上げ渋って、昨晩は比較的大きく調整した。ただ、引き続き押し目は買いとなっているが、こういった下落を見ると戻りではやれやれの売りが出易く、今日は昨日のレンジとなる137.71から135.82をストップ圏として、逆張りスタンスとなるが、特に137円が上値を抑えると重く、136-137円レンジの推移となるか注目して対応したい。
 ユーロドルは、どうにか0.99を守る形も、既にパリティが重くなっている。焦点はこの位置を守って2番底形成できるかが注目で、維持を確認しながら買っても、0.99をわれるなら一旦止める形。一方上値は1.0018が押さえると利食い、超えても1.0100が重くなりそうで、利食いや売り狙いとなる。また、ポンドドルも同様で、下値は1.0780-90などが維持されると強く、押し目は買い下がっても1.1718を割れるなら止める形。上値は1.1879が押さえると利食い、超えても1.19台などは慎重に売り場を探したい。
一方クロス円は、引き続き方向感が見えづらく揉み合いだが、直近安値高値をバックに、大きめ動きがあれば逆張りで入って、軽く抜くような戦略を継続したい。