今週はジャクソン・ホール会議を睨んだ展開。それまではドルに買いが集まりそうだが、ただ、パウエルFRB議長は、市場を壊すような発言は避ける見通しで、米雇用の健全から利上げ姿勢は継続も、ブラード・セントルイス連銀総裁などのタカ派発言に関しては否定する見通しで、あくまでデーター次第を強調する見通し。その場合ドルに巻き戻し出易いことで、ドルを追いかけるのも厳しい。
今日は主だった材料もなく、米長期金利や株価の動向を睨んだ展開だが、ただ、中国人民銀行が利下げを実施しており、NY株価が支えられるなら、その場合リスクオンの動きも考慮しておきたい。
為替の戦略としては、ドル円は、一旦137.50や138円は良い位置で、上値は追えず、買いはあくまで押し目待ち。売りは慎重に上値を確認しながら対応したい。またその場合も、下げが甘ければ買い戻しながらが良さそうだ。
ユーロドルは、弱い状況が続いているが、ベンチャー気味には引き続き押し目は買いを狙いたい。ただ、パリティ割れも考慮して対応。ただ、戻りは既に1.01から1.0150は重くなりそう。ポンドドルも押し目は買い狙いだが、直近安値の1.1792を割れてから買いに臨むのがねらい目となりそう。一方上値は1.19が利食い、1.20は売り場となりそうだ。
一方クロス円は、引き続き方向感が見えづらく、直近安値高値をバックに、大きめ動きで逆張りで入って、軽く抜くような戦略か、逆に上下をブレイクしてから、逆張り場を探すのも一考となる。