今日の裏読み、表読み

昨日は、一昨日のドル売りに巻き戻しが優勢となっている。円相場を除くと日替わりの雰囲気があるが、そうなると本日はドル買いとなるのか、それともドルが続落するのか、米雇用統計次第も、方向感が見えた場合は、逆らわない方が良いかもしれない。
本日の経済指標としては、豪4月住宅ローン、ユーロ圏5月サービス業PMI・改定値と4月小売売上高、米5月雇用統計とISM非製造業景況が発表される。
注目は米指標となるが、米5月雇用統計は、前日発表されたADP全米雇用報告が弱い結果であり、弱めの数値が想定されるも、一定分の予想を下回る結果は織り込まれており、その場合影響は少なそう。あくまで非農業部門雇用者数が、+10万人以下の結果でも出ないと反応は限定されるかもしれない。一方ISM製造業景況が予想を上回りドル買いを支えているが、本日のISM非製造業景況などが弱い場合、こういった結果に見直しが出るリスクは残っていることは、注意しておきたい。
その他。本日もロンドンが休場となるが、影響は少なそう。ただ、週末であることから、ポジション調整の動きには注意しておきたい。また、アストロ的には、水星の逆行が終了する。通常この前後は円高に進み易いと言われているが、影響は見えていない。ただ、水星の逆行期は、相場が上下に荒れても、トレンドを見せないと言われている。そうなると逆に来週からは、一定のトレンド的な動きが出て来るのか注目しておきたい。
本日の為替の戦略としては、ドル円は、一旦130円台で上値を抑えられるも、下落が129円ミドルで支えられて、強い状況が続いている。今日は米雇用統計の結果で、一応荒れる前提だが、発表前の取引は通常控えている。結果次第だが、基本は、129円前後があれば買い、130円ミドルは売りのような、大きめの動きがあれば、逆張りで臨むのが良いかもしれない。
ユーロドルやポンドドルは、一応想定通り戻してくれたが、更に上値を追いかけるのは避けておきたい。あくまで押し目があれば買いって、これからの上値は戻り売場も探したい。
一方クロス円は、強い状況が続いているが、買いたいレベルから既に離れており、アンタッチャブル。ただ、更に強い上昇では売場を探しても、押し目が甘ければ買い戻しながら臨んでみたい。