本日は、日本のGWの中、RBAの政策金利の発表以外は、あまり大きな材料はない。
RABは、一応0.15%利上げが想定されており、声明で今後の更なる強い利上げ姿勢が示される可能性があり、こういった面が豪ドル相場を支えるか注目されるが、一応ドル買い相場の中、利上げ幅の拡大など、サプライズ的な利上げともならない限り、反発では戻り売りが出易い状況は続きそうだ。
その他では、特別なことはないが、明日のFOMCの結果発表を控えて、再度上昇を強めている米長期金利や株価の動向で、相場が一喜一憂する展開を想定して対応したい。
注目のFOMCに関しては、0.50%の利上げは100%織り込みとなっており、やはり注目はバランスシートの縮小が、今回具体的に決定されるのか、またどういった時期や金額でスタートするのか、大きな焦点となる。ただ、想定範囲に留まれば、米長期金利の上げ止まりが見えて一定のドルの巻き戻しも想定して対応したい。
本日の為替の戦略としては、FOMCの結果発表を控えて、神経質な展開が想定される。ドルショート筋なら買い戻しを強めるだろうし、一方で「噂で買って事実売り」となるリスクを考量するならドルに利食いも入り易く、上下で揉み合う形を想定したい。
ドル円は、129.60-70と130.48の戻り高値の次のブレイクを見る形。下値は、買っても129.31割れがストップ圏、上値は131.25の高値を睨んで、売るようなスタンスからしっかりと利食いながら対応したい。
ユーロドルやポンドドルは、やはり戻りは重く、反発では売り狙いが基本となるが、一応現状の安値を守れるか見て対応となる。買い戻しで、反転に転じているが、上値は重い状況が続きそう。こちらは戻りは売りながら、押し目では買いとしっかりと利食いながら対応したい。また、クロス円は、若干見通しづらく、大きめ押し目や上昇があれば、検討する程度で考えたい。