昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利の低下からドルに売り戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、好調な20年物国債入札もあって、2.819%まで低下した。また、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が「5月にバランスシートの縮小を発表することも可能」と発言、米地区連銀経済報告では、「ほとんどの地区はインフレ圧力が今後数カ月にわたって続くと予想」との見解が示されたが、影響は見えなかった。
 ドル円は、G20財務相・中央銀行総裁会議を控えたポジション調整で、127.46まで下落、ユーロドルは、カザークス・ラトビア中銀総裁が「7月に利上げを行う可能性がある」と発言したことで、一時1.0867まで上昇、ポンドドルも1.3071まで買いが優勢となった。
 一方クロス円では、ユーロ円が138.40、ポンド円が166.43、オージー円は94.76、NZD円は86.61まで利食いに押されたが、カナダ円は101.76まで下落後、102.49まで反発した。