今日の裏読み、表読み

米長期金利の高止まりが続いて、ドルの強い展開が続いている。ただ、本日は週末で、また欧米がイースター休暇入りする。参加者の減少もあって、様子見ムードが出易いが、逆に何かニュースが出た場合荒れた動きとなる可能性が残るので注意しておきたい。
 経済指標としては、米国では、4月NY連銀製造業景気指数や3月鉱工業生産・設備稼働率が焦点となるが、米債券市場も半日取引であり、良好な結果が続いても影響は大きくないと見られる。
 その他では、本日が5-10日となることで、東京午前10時の仲値に向けて円売りフローが強まるか注意だが、ただ、一方で米国債の償還日となっている。このケースでは、仲値に向けて一定の円買いが出ることも多々あることは留意しておきたい。また、アストロ的に週末は満月となる。通常満月は円高になり易いと言われているが、近年ではこの影響はあまり見えていない。あまり気にする必要はないと思うが、ただ、月曜日もイースター・マンデーで、直近円売りを仕掛けているロンドン勢が不在となることから、円売り圧力も小休止となるか注目したい。
 為替の戦略としては、ドル円は、重要な月足のネック・ラインを越えて一時126.32まで上昇し、達成感が出るかと思ったが、125円も割れないのは驚き。最低でもこの辺を割れないと底堅い展開が続くのかだが、やはり買いづらい位置にあり、満月や米国債の償還・利払いに期待で、126.32をストップに売りを狙ってみたい。ただ、引き続き下げた甘ければ買い戻しながら対応したい。
ユーロドルは、ECBの結果で、今年の安値を割り込む展開となった。ただ、1.07ミドルは、まだテクニカル的に支えられるポイントと見ており、突っ込み売りは推奨されないが、反発ではやれやれの売りが出易い状況は続きそう。1.08割れを買い下がるも、上値は1.09を前に利食いや売りで、売りのストップは1.0924や1.0939で対応したい。またポンドドルは、揉み合い気味で、1.3020から1.3120で逆張りスタンス。一方クロス円は、不透明感が強く見送り。