昨晩の海外市場は、米3月卸売物価指数が、前月比・前年比とも予想を上回り、過去最大の伸び率となるも、前日に続き米長期金利が低下傾向となったことでドルの売り戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、2.788%から2.648%まで一時低下した。
ドル円は、東京午後の黒田総裁発言を受けて126.32と20年ぶりの高値から125.37まで一時利食いに押され、ユーロドルは、1.0809を安値に1.0894、ポンドドルは、1.2973から1.1315まで買い戻された。
一方クロス円では、NY株価3指数が揃って反発したが、まちまちの動き。ユーロ円が135.94まで下落後136.85まで反発、ポンド円は164.41から164.82まで上昇、オージー円は93.02まで下落後、93.63まで反発、NZD円は、NZ準備銀行の0.50%のサプライズ利上げにも、今後の利上げ期待が後退したことで、85.02まで売りに押され、カナダ円は、カナダ銀行が政策金利を現行の0.50%から1.00%に引き上げたが市場の予想通りも、25日から量的金融引き締めを開始するとしたこと、政策金利のさらなる引き上げの可能性を残したことで、99.18から100.05まで値を上げた。