昨晩の海外

昨晩の海外市場は、注目の米3月消費者物価指数が、前年比で+8.5%と40年ぶりの水準で、予想を上回る結果となるも、コア指数が予想を下回り、米10年物国債利回りが、アジア時間の2.836%から2.674%まで一時低下、ドルの上値を抑えた。また、ブレイナードFRB理事が、「バランスシート縮小、早ければ5月に決定し6月から実施される可能性」と述べたが影響は見えなかった。
 ドル円は125.76から124.77まで一時下落、ユーロドルは、独4月ZEW景況感指数は予想を上回ったが、プーチン大統領が侵攻後初めての演説で「ウクライナでの軍事作戦が目的を達することは間違いない」、「ウクライナとの交渉は行き詰まっている」と述べ、今後ウクライナ東部で戦闘が激化する懸念が重しとなり、1.0904から1.0821までじり安、ポンドドルは、1.2994から1.3055まで一時反発したが、その後値を消した。
 一方クロス円は、プラス圏でスタートしたNY株価3指数が値を保てず、マイナス圏に転落して引けたことが上値を抑える展開。ユーロ円が135.54、ポンド円が162.86までじり安、オージー円は98.81、NZD円は86.26まで一時反発も上げ渋り、カナダ円は99.48から99.08で上下した。