昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米長期金利の高止まりが続き、ドルの堅調が続いた。米10年物国債利回りは、米週間新規失業保険申請件数が、強い結果となったこともあり、2.557%から今年の最高利回りとなる2.673%まで上昇した。また、NY株価3指数は、3日ぶりに反発して終了したが影響は限られた。
 ドル円は、124.00まで一時上昇、ユーロドルは、弱い2月ユーロ圏小売売上高を受けて1.0865まで下落後、3月10日開催分のECB理事会議事録で、「多くのメンバーが現在のインフレ率は非常に高く、金融政策正常化に向けたさらなる措置が即座に必要となる」との見解を示していたことで、1.0938まで一時反発も、その後は押し戻され、ポンドドルは、1.3107から1.3052まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は134.42から135.50まで一時反発、ポンド円は162.27から161.62で上下、オージー円は92.42から92.88、NZD円は85.20から85.59で揉み合い、カナダ円は、WTI原油先物が93.81ドルまで急落したことで98.81から98.20まで一時売りに押された。