昨晩の海外市場は、FOMC議事録の発表を明日に控え、ジョージ・カンザスティ連銀総裁が「インフレを低下させるために、中立金利より金利を上げなければならない可能性も」、ハト派で知られるブレイナードFRB理事が「FRBは金融引き締めを整然と継続する」、「早ければ5月にもバランスシートを縮小する可能性」と述べたことで、米10年物国債利回りが2.567%まで上昇、ドル買いを強めた。米3月サービス業PMIやISM非製造業指数が予想を下回ったが、影響は限られた。またNY株価3指数が揃って反落したが、リスクオフの動きにはつながっていない。
ドル円が123.67まで上昇、ユーロドルは、「欧州連合は、本日にもロシア産石炭の輸入禁止などを含む追加制裁案を加盟国に提案する」、「ドイツはロシア産石炭の輸入停止を検討」と伝わったことも嫌気されて1.0900まで売りに押され、ポンドドルも1.3067まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は、135.13から134.58で上下、ポンド円が161.97、オージー円が94.18、NZD円は86.40、カナダ円は99.29まで値を上げた。