昨晩の海外市場は、月末・期末に絡めたフローの動きが優勢の中、プーチン大統領が、「ウクライナとの停戦協議は、まだ成熟していない」、ロシア産天然ガスの代金に関して、「外国の買い手は、4月1日からルーブルで支払う必要があり、支払いが行われない場合は契約を停止する法令に署名した」と明らかにしたこと、NY株価3指数が軟調な展開となったことで、リスクオフの動きが広がった。米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数が、予想より弱かったが、2月個人消費支出物価指数は、予想の範囲に留まり影響は限られた。
ドル円は、米10年物国債利回りが2.309%まで低下したことやOPECプラスが、「現在の増産ペースをほぼ維持する」とするも、バイデン大統領が、「過去最大の原油戦略備蓄を放出する」としたことで、原油価格が下落したことで、121.28まで売りに押され、ユーロドルは、ロンドン・フィキシングの買いで1.1133まで反発後、天然ガスの供給懸念から1.1061まで下落、ポンドドルは、1.3106から1.3176で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が134.52、ポンド円は159.45、オージー円は90.96、NZD円は84.26、カナダ円は97.06まで一時下落した。