昨晩の海外市場は、ロシアとウクライナの停戦交渉を控えて、ウクライナの複数都市で民間人避難のための人道回廊が再開通されるとの報道を好感して、欧州株式相場や時間外のNYダウ先物が下げ幅を縮小したことで、リスクオフの動きに巻き戻しが優勢となるも、結局3回目の停戦交渉も不発に終わり、欧州株やNY株価3指数が、再度下落を強める形となったことで、リスクオフの動きが継続した。
ドル円は、米10年物国債利回りが1.806%まで上昇したことで115.47まで一時反発、ユーロドルは、米国が、欧州諸国と強調してロシア産原油の輸入禁止に踏み切るとの報道から、週明けの欧州天然ガス相場が、前週末比で一時60%高まで急騰したことで、2020年5月以来の安値となる1.0806まで売り込まれた後、一時1.0933まで反発、ポンドドルは、1.3102までじり安となった。
一方クロス円では、ユーロ円が124.40の安値から125.96まで一時反発、ポンド円は152.21から151.04まで売りに押され、オージー円が85.41から84.35、NZD円は79.41から78.66、カナダ円は、原油価格の大幅上昇にも90.69から89.98まで値を下げた。