昨晩の海外

昨晩の海外市場は、アジア・欧米の株価下落を受けて、リスクオフの動きが広がった。NY株価3指数は、民主党マンチン上院議員が、「経済対策は処方薬のコスト削減に不十分」とバイデン大統領の大型歳出法案に否定的な発言をしたことが嫌気されて、NYダウは一時700ドル越え安、ナスダックが15000ドル割れとマイナス圏で引けた。
ドル円は、113.69を戻り高値に、113.33まで一時下落も、米10年物国債利回りが、1.355%から1.426%まで反発したことで、このレンジの動きに留まった。また、オンユーロドルは、ドイツ連銀が「ドイツ経済は今四半期にマイナス成長になる可能性がある」との見解を示したが、一方で「先週のECB理事会では、多数のメンバーがインフレの上振れリスクを認めるべきと主張していた」との一部報道やクロスでのユーロ買いで、1.1304まで反発、ポンドドルは、英国でのコロナ感染拡大や感染予防を強化する議会採決での与党議員の大量造反が出たことで、1.3174まで下落後1.3245まで買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円は127.52から128.31まで反発、ポンド円は149.53から150.41で上下、オージー円は80.28から80.96、NZD円は76.03から76.45で上下し、カナダ円は、原油先物が6%を超える下落となったことで、87.45まで一時売りに押された。