昨晩の海外市場は、堅調が続く株価や商品価格を受けて、ドルや円の軟調な展開となった。米7月耐久財受注額が予想を上回る結果となり、5年物入札が不調に終わったこともあって、米10年物国債利回りが1.352%まで上昇したが、ドル買いは、対円を除いて影響は見えなかった。NY株価は、景気対策の期待感からS&Pが史上高値を更新するなど3指数ともプラス圏で引けた。
ドル円は、110.12まで上昇、ユーロドルは、独8月ifo企業景況感指数が、3カ月ぶりに100を割り込んだことで1.1726まで下落後、デギンドスECB副総裁が、「数日中にマクロ経済の見通しを再び上方修正する可能性」と述べたこともあって、1.1774まで反発、ポンドドルも、1.3697から1.3767まで値を上げた。
一方クロス円は、総じてリスクオンの動きで、ユーロ円が129.53、ポンド円は151.46、オージー円は80.11、NZD円は76.82、カナダ円は87.39まで上昇した。