昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数は、予想より微増となったが、7月チャレンジャー人員削減予定数が、21年ぶりの低水準となり、失業保険継続受給者数が293万人と市場予想の326万人から減少したことで、米10年物国債利回りが、1.170%から1.229%まで反発、堅調なNY株価3指数を背景に円売りが優勢となった。ただ、6月貿易収支が過去最大となったが、週末の7月雇用統計の発表を控えて、大きな方向感とはならなかった。
ドル円は、109.40を安値に109.79まで反発、ユーロドルは、1.1828から1.1857で上下、ポンドドルは、英MPCで金融政策の据え置きを発表したが、資産購入の据え置きに反対が1票投票されたことで、1.3872から1.3950まで反発した。ただ、ベイリー英中銀総裁が、「均衡金利は当面、非常に低い水準で推移すると考えられる」、「バランスシートの縮小は金利上昇の代わりとはならない」と述べたことで、影響は限定された。
一方クロス円では、ユーロ円は129.63から130.01、ポンド円は152.16から153.04、オージー円が81.04から81.36は、NZD円は77.22から77.57、カナダ円は87.43から87.95まで反発した。