昨晩の海外

昨晩の海外市場も、主だった材料のない中、円の堅調な展開が続いた。連日で下落した原油価格を受けて、下落してスタートしたNY株価3指数は、S&Pが史上高値を更新するなら堅調な終了となったが、リスクオンの動きは広がっていない。NY市が、「レストランの顧客にはワクチン接種証明書の提出を義務付ける」とし、複数の都市でワクチン義務化などの動きが報じられているが、ファウチ所長が、「ロックダウンを再開する必要はない」と発言したことで、悪影響は見えなかった。また、米10年物国債利回りは、1.156%から1.180%で揉み合いに留まった。
 ドル円は、108.88まで下落、ユーロドルは、1.1893から1.1854まで売りに押され、ポンドドルは、1.3939から1.3883で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は129.87から129.17、ポンド円は152.20から151.18、オージー円が80.80から80.16、NZD円は76.65から76.05まで一時売りに押され、カナダ円は、原油安もあって87.38から86.58まで下落した。