昨晩の海外市場は、緊急事態宣言を受けた日経平均株価の下落からスタートした欧米の株価の反落や米週間新規失業保険申請件数が、予想を下回ったことでリスク回避の動きが強まった。ただ、大きく下げてスタートした米株価3指数が、一旦下げ止まりを見せたことで、更なる展開とはなっていない。
ドル円は、米10年物国債利回りが、1.24%台まで低下したこともあって109.53まで下落、ユーロドルは、ECBの金融政策の戦略見直し発表し、「インフレ目標を2%に引き上げ、中期で対称的な2%のインフレ目標を採用する」そたが、すでに報じられており相場への影響は限定されたが、ラガルド総裁が記者会見で、「インフレ目標2%は上限ではない」と述べたことで、1.1868まで買い戻された。また、
ポンドドルは、対ユーロでの売りが上値を押さえ、1.3742から1.3798の上下で揉み合いに終始した。
一方クロス円は、売りが優勢となり、ユーロ円が129.63、ポンド円が150.67、オージー円は83.11、NZD円は75.98、カナダ円は87.11まで一時下落した。