昨晩の海外

昨晩の海外市場は、総じて揉み合い気味の展開。注目のFOMC議事録では、「予想以上に早く資産購入ペース縮小へ向けた進展が見られているものの、まだ、基準には達していないと多くのメンバーが判断している」とされたことで、反応は限定された。米10年物国債利回りは、一時1.293%まで低下、NY株価は、3指数ともプラス圏で引け、ナスダックとS&Pは、市場高値を更新したが、為替市場に、特別影響は見えていない。
 ドル円は、110.82まで反発後、110.51まで下落、ユーロドルは1.1836から1.1782で上下したが、ECBの戦略見直しで、ブルームバーグが「インフレ目標を2%とし、必要に応じてオーバーシュートを容認する」との報道が上値を抑えた。また、ポンドドルも1.3842から1.3754での上下の動きに留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円が、131.04まで上昇後130.47まで下落、ポンド円が153.18から152.30、オージー円は83.35から82.66、NZD円は78.12から77.40、カナダ円は89.14から88.41まで売りに押された。