昨晩の海外

昨晩の海外市場は、欧米経済指標の悪化などもあって、欧米株価が下落を強めたことで、ドル買い、円買いのリスク回避の動きが強まった。ただ、ナスダックは、一時の下落から最高を更新して引けている。また米6月サービス業PMI・改定値や6月ISM非製造業指数が予想を下回り、米10年物国債利回りが、1.352%まで低下したが、ドル売りにはつながっていない。
 ドル円は、110.52まで下落、ユーロドルは、独7月ZEW景況感指数の期待指数が、予想を大幅に下回ったこともあって、1.1807まで値を下げ、ポンドドルは、シェフコビッチ欧州委員会副委員長が「英国との信頼関係を再構築することがもっとも困難な課題」、「英国は、アイルランドの議定書を無視し続けている」と発言したことで英EU関係の悪化懸念から、1.3773まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が130.62、ポンド円が152.36、オージー円は82.76、NZD円は77.34、カナダ円は88.50まで下落した。