昨晩の海外市場は、手掛かり難もあって揉み合い気味の展開も、米長期金利の低下がドルの上値を抑えた。米10年物国債利回りは、6月ダラス連銀製造業景気数が、高水準を維持したが、1.468%まで一時低下した。また、バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「インフレは時間の経過とともに緩和し、正常なレベルになると予想」と発言したが、影響は見えなかった。また株価面では、ダウはマイナスで引けたが、ナスダックとS&Pは、最高値を更新したが、リスク志向の動きは強まっていない。
ドル円は、110.98まで反発後、月末に向けたロンドン・フィキシングの売りで、110.50まで低下、ユーロドルは、1.1945から1.1902で上下したが、ポンドドルは、英国内でのデルタ変異株の拡大で、1日のコロナ新規感染者数が、1月末以来の水準まで拡大したとの報道もあって、1.3875まで下落した。
一方クロス円も利食いが優勢となった。ユーロ円は132.25から131.78、ポンド円は154.23から153.39まで下落、オージー円が83.60は、NZD円が77.78、カナダ円は89.55まで売りに押された。