昨晩の海外市場は、ドルが軟調な展開を続けた。米4月住宅着工件数・建設許可件数が予想を下回り、米10年物国債利回りが、1.654%から1.627%まで下落もその後1.657%まで反発し、影響は限定された。また、NY株3指数は、小売業の好決算で上昇してスタートも、終盤になってイエレン財務長官が、法人税の引き上げの必要性を再強調する発言を行ったことで、マイナス圏で引けた。ただ、株安によるリスクオフの動きは広がっていない。
ドル円は108.84まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏1-3月期GDP・改定値が、2四半期のマイナスで、景気後退入りが意識されるも1.2234まで買われ、ポンドドルは、英4月失業率に改善が見えて1.4221まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が133.18まで上昇、ポンド円は154.84から154.52で上下し、オージー円は85.16から84.78で推移、NZD円は79.20まで値を上げ、カナダ円は、「イラン核合意交渉で進展」との報道で原油相場が下落したことで、90.75から90.20まで売りに押された。