
2021年3月27日(土)、トライオートFXの自動売買セレクト掲載ロジックに、短中期取引に特化した新ロジック、「トライグルトレ」が追加されました!
トライグルトレはその特性をよく理解した上で稼働して頂く必要があります。
特性を理解せずにロジックを稼働すると、思わぬ損失が発生する可能性があります。
トライグルトレについて細かく解説した動画も公開されておりますので、この記事と併せてご覧ください。
1.かんたんまとめ
トライグルトレの特徴や注意点等をかんたんにまとめます。
■トライグルトレの特徴
・相場上昇を想定するトライグルトレ_ブル、相場下落を想定するトライグルトレ_ベアの2種類がある
・通貨ペアは15通貨ペア×2(ブル・ベア)の全30種類から選択可能
・トレンド相場とレンジ相場、それぞれで利益の獲得が期待される
・想定通りの相場でなくても利益の獲得が期待される
・低資金から運用することも可能
■トライグルトレの注意点
・長期運用ではなく、短中期運用を推奨
・自動売買セレクトのシミュレーションは参考にしない
・利確撤退と損切撤退のタイミングが重要
以下より、細かく解説します。
2.トライグルトレとは
トライグルトレは、「グルトレ手法」と呼ばれるFX手法と同じ考えをもった上で、インヴァスト証券が作成したロジックです。
「グルトレ手法」は個人投資家 川崎ドルえもんさんが考案したFX取引手法です。
川崎ドルえもんさんには解説動画にて特別出演頂き解説を頂いておりますので、是非ご覧ください。
2-1.トライグルトレが機能する相場

一般的に、為替相場は上昇トレンド・レンジ・下降トレンドにわけることができます。
上の図を見てもわかる通り、トレンドであったとしても、上下動を繰り返し、押し目を付けたうえでトレンドが形成されていることがわかります。
裁量取引において、トレンド相場における押し目全てをとらえる難易度は高いですが、トライグルトレではその押し目も狙うことが期待されます。
また、レンジ相場はコアレンジャー等のリピート系自動売買が得意とする相場ですが、トライグルトレではそのレンジ相場でも利益の獲得を期待します。
つまり、トライグルトレは短中期的な運用を想定する中で、トレンド相場、及びレンジ相場ともに機能することが期待されるロジックです。
3.トライグルトレの注文設定
3-1.ブル・ベア
トライグルトレは15種類の通貨ペア、それぞれブル・ベアの2種類があり、投資家は全30種類の中から稼働ロジックを選択できます。


トライグルトレ_ブルは、短中期的な相場の上昇を想定したロジックです。
相場が上昇したとき、もしくはレンジ相場を形成したときに利益の獲得が期待されます。
<ブルとは?>
ブルは英語で「牛」のことを指します。
相場の世界では、牛がその角を上に突き上げる様が相場の上昇を連想させることから、上昇相場や強気相場のことを「ブル・マーケット」と呼ぶことがあります。

トライグルトレ_ベアは、短中期的な相場の下落を想定したロジックです。
相場が下落したとき、もしくはレンジ相場を形成したときに利益の獲得が期待されます。
<ベアとは?>
ベアは英語で「熊」のことを指します。
相場の世界では、熊がその爪を上から下に振り下ろす様が相場の下落を連想させることから、下落相場や弱気相場のことを「ベア・マーケット」と呼ぶことがあります。
3-2.注文設定に「前日終値」を採用
トライグルトレはエントリー価格の設定に「前日終値」を用いているため、直近の相場状況に合わせて注文が発注されます。

前日終値とは、稼働日の前営業日における為替レートの終値※のことを指します。
※買い注文の前日終値は、前営業日のAsk終値
売り注文の前日終値は、前営業日のBid終値
トライグルトレは、その前日終値をもとにして、エントリー価格の水準が動的になるため、より直近の相場環境に合わせた注文を発注することが可能になります。
■トライグルトレ_ブルの場合
前日終値から上に400pips、下に300pipsの間に注文が発注されます。
■トライグルトレベアの場合
前日終値から上に300pips、下に400pipsの間に注文が発注されます。
3-3.トライグルトレの注文構成

■トライグルトレ_ブルの注文構成
・子本体_買
・子本体_売
・サポート_買
・ヘッジ_売

■トライグルトレ_ベアの注文構成
・子本体_買
・子本体_売
・サポート_売
・ヘッジ_買
それぞれの注文の役割を解説します。
3-4.子本体の注文設定

子本体は、子本体_売・子本体_買から構成されます。
子本体は、トライグルトレのメインとなる注文設定で、レンジ相場の中で実現利益を積み重ねることで、利益獲得を目指します。
また、初期設定の利確幅は、通貨ペアの値動きの大きさごとに異なる利確幅を設定しています。
トライグルトレは、この子本体の利確幅の設定が運用結果を左右する重要な要素となります。
■利確幅が狭すぎると
決済は多くなるものの、リスクに見合うリターンが得られにくくなる可能性がある。
■利確幅が広すぎると
実現利益が発生し辛く、収益の獲得機会を失ってしまう可能性が高まる。
この利確幅の設定値には「答えはない」と考えています。
お客様自身が、「最適な利確幅」を見つけ出す。というのもトライグルトレ運用の面白さかもしれません。

トライグルトレはロジックを稼働した後からでも、設定値の変更が可能です。
自動売買セレクトのトライグルトレをテンプレートとして稼働した後に、お客様の考える最適な利確幅へと設定変更することも可能です。
是非、トライグルトレの運用に慣れてきたらチャレンジしてください。
3-5.サポートの注文設定

サポート注文は、
■トライグルトレ_ブルの場合
買い注文
■トライグルトレ_ベアの場合
売り注文
が発注されます。
サポートの利確幅の設定値は1,000pipsです。
サポート注文は基本的に、この1,000pipsの利確幅にて決済されることを想定していません。
運用終了時にて、お客様により手動決済していただく必要がある注文となります。
サポートの役割は、リピート系自動売買の欠点である「評価損失」の相殺です。

こちらはトライグルトレ_ブルの売買イメージです。
相場がレンジ相場で推移する中においては、子本体による実現利益が積み重なります。
しかし、運用終了時点で相場が上昇していると、子本体_売の評価損失が拡大する可能性があります。
一方、相場が上昇すると、サポート_買の評価益が拡大します。
トライグルトレ_ブルにおいては、運用終了時点に手動でポジションを決済することで、子本体_売の評価損失とサポート_買の評価益を相殺し、トータルでの利益を獲得することを期待します。

一方こちらはトライグルトレ_ベアの売買イメージです。
相場がレンジで推移する中では子本体による実現利益が積み重なります。
しかし、運用終了時点で相場が下落していると、子本体_買の評価損失が拡大する可能性があります。
一方、相場が下落すると、サポート_売の評価益が拡大します。
トライグルトレ_ベアにおいては、運用終了時点に手動でポジションを決済することで、子本体_買の評価損失とサポート_売の評価益を相殺し、トータルでの利益を獲得することを期待します。
なぜ、相場が順行したときにサポート注文の評価益が片側の子本体の評価損失を相殺することができるのでしょう。
それを理解するためには子本体注文とサポート注文のエントリー価格・取引数量の関係を理解する必要があります。

上の図はトライグルトレ_ブルの注文設定の一部を切り取ったものです。
前日終値±0pipsから前日終値+100pipsの間で約定する子本体_売の注文は6本、合計6,000通貨となります。
一方、前日終値±0pipsから前日終値+100pipsの間において、サポート_買は合計6,000通貨約定します。
相場が前日終値±0から前日終値+100pipsまで上昇した時点において、子本体_売とサポート_買の取引数量はそれぞれ6,000通貨で一致します。
売り・買いの取引数量が一致しているということは、相場が前日終値+100pips以上に上昇したとしても、子本体_売とサポート_買が決済されない限り、それらのポジションの損益が変動しなくなります。
※スワップポイントの受払は考慮していません。
トライグルトレは、上で説明した子本体とサポートの取引数量の関係・注文間隔の設定を700pipsのレンジ全体において機能するように設定しています。
<注意点>
トライグルトレ_ブルを運用しているのであれば、相場が上昇し続けている間であればずっと稼働し続けても良い。
トライグルトレ_ベアを運用しているのであれば、相場が下落し続けている間であればずっと稼働し続けて良い。
という訳ではありません。
サポート注文が1,000pipsの利確幅にあたり決済されてしまうと、その後の相場が更に順行したとき、子本体の評価損失を相殺することができなくなります。
トライグルトレは基本的に短中期運用を想定するとともに、相場がレンジアウトした時点で運用を終了することを前提とした作りであることを理解して利用ください。
3-6.ヘッジの注文設定

ヘッジ注文は、42,000通貨の注文が1本だけ設定されます。
トライグルトレ_ブルの場合は、売りのヘッジ注文が前日終値-320pipsの位置
トライグルトレ_ベアの場合は、買いのヘッジ注文が前日終値+320pipsの位置に設定されます。
利確幅は1,000pipsで設定されており、こちらもサポート注文と同様に、利確幅にて決済されることを想定せず、運用終了時点に手動で決済いただくことを想定します。

トライグルトレ_ブルを稼働してから、
①前日終値+100pips水準まで上昇
②その後一気に-400pips下落して、レンジアウトする
という相場変動を想定した時に保有する子本体_買とサポート_買(逆行ポジション)の取引数量合計は42,000通貨となります。
※逆行ポジション=相場逆行時における未決済の評価損失ポジション
・トライグルトレ_ブルならば子本体買とサポート買
・トライグルトレ_ベアならば子本体売とサポート売
ヘッジ注文は、上記逆行ポジションと同数量の42,000通貨の取引数量が設定されています。
ヘッジ注文は上記のような突発的な相場変動により逆行方向へ相場がレンジアウトするとき、逆行ポジションにおける評価損失の拡大を、一定程度に抑えることを目指した「保険」のような注文です。
また、ヘッジ注文は、当初想定した相場の方向感が間違っている。ということを示す明確な損切ラインとしても認識される注文です。
ヘッジ注文が約定した場合、自動売買の稼働停止と、ポジションの全決済を推奨します。
※ヘッジ注文により、必ずしもロスカットが回避されるものではありません。
実際の運用時には、ヘッジ注文の価格帯まで損切を留保することなく、利益が発生しているうちの利確撤退、及び損失が少ないうちの損切撤退を検討頂く事を推奨します。
4.トライグルトレの特徴
トライグルトレには、想定通りの相場でなくても利益の獲得が期待されるという特徴があります。

4-1.損益のシミュレーション

上の表は、トライグルトレ_ブル_米ドル/円を稼働後、
①相場が前日終値-120pipsまで下落。
②その後、相場が80pips反発・上昇し、前日終値-40pipsの水準まで推移した。
という場合における収益シミュレーションです。
本来、トライグルトレ_ブルは、相場が上昇することを想定したロジックですが、相場がエントリーポイントよりも低い前日終値-40pipsの水準であったとしても、このシミュレーションではトータルの利益でプラスを計上していることがわかります。
■トライグルトレ_ブルの場合
相場下落時(逆行時)にサポート買注文が買い下がる
■トライグルトレ_ベアの場合
相場上昇時(逆行時)にサポート売注文が売り上がる
このような仕組みから、トライグルトレは相場が想定方向と逆行しても、その後の戻りの局面において利益が発生する可能性があります。
※上記はあくまでシミュレーションです。実際の運用において上記通りの結果が保証されるものではありません。
4-2.トライグルトレで利益獲得が期待される相場
トライグルトレで利益の獲得が期待される相場をまとめます。
①想定通り、相場が順行したとき
②レンジ相場を形成したとき
③相場が想定方向から逆行した後、一定程度反発したとき
ここからわかる通り、トライグルトレは利益獲得が期待される相場が多く、高い勝率が期待されるということが強みであると考えられます。
5.トライグルトレの注意点
トライグルトレは、注意点をよく理解した上で利用することが大切となります。
下記説明をよく理解したうえで利用を検討ください。
5-1.自動売買セレクトのシミュレーションは参考にしない
トライオートFXの自動売買セレクトは、初期設定においては過去の収益シミュレーションにおける収益ランキング順にロジックが表示されています。
しかし、短中期先の相場の方向感を想定した上でロジックの稼働を検討するトライグルトレにおいて、稼働ロジックを選択する根拠として収益シミュレーションや推奨証拠金額は活用できません。
■どのような基準でトライグルトレを選択すべきか?
トライグルトレの稼働ロジックの選択は、各通貨ペアの相場状況をテクニカル指標などをもとに分析した上で、ブル、またはベアの方向感を決定することを推奨します。
ただ、トライグルトレはレンジ相場とその中のトレンドを狙うロジックであることから、ある程度レンジ相場を形成し易い通貨ペアを選択すべきという考えることもできます。
そのため、最初にトライグルトレ運用を検討する場合は、以下に明示するレンジを形成し易いと考えられる通貨ペアから、相場状況によってブル・ベアを選択するのが無難ではないかと考えられます
・豪ドル/NZドル
・ユーロ/英ポンド
・スイスフラン/円
・米ドル/円
最終的には、お客様の判断により通貨ペアを選択した上で、運用ロジックをご決定ください。
5-2.利確撤退・損切撤退のタイミングが重要
トライグルトレは、損切撤退のタイミングが重要であるとともに、利確撤退のタイミングも重要となります。
あわせて、長期的に評価損失に耐えながらの運用は推奨されないロジックでもあります。
その理由として、トライグルトレの弱点である「相場が順行した後からの逆行に逆行に弱い」という点を解説します。

上の表は、トライグルトレ_ブル_米ドル/円を稼働後に、相場が300pips上昇→300pips下落と推移した場合の損益シミュレーションです。
この状況においてトライグルトレの運用損益はマイナスになります。
トライグルトレ_ブルは相場が上昇するにつれて、サポート_買の注文が買い上がる結果、上値でのポジションを保有します。
そのサポート_買のポジションを保有したまま、相場が下落してエントリー地点に戻るとサポート_買の評価損失が拡大するとともに、子本体_買の新規約定・評価損失の拡大もあいまって、トータルで損失が発生します。
ここからわかることは、トライグルトレは損切り撤退のタイミングだけではなく、適切なタイミングにて利確して運用撤退するタイミングも非常に大切となるということです。
※上記はあくまでシミュレーションです。実際の運用において上記通りの結果が保証されるものではありません。
6.トライグルトレの資金管理
6-1.運用資金の考え方
トライグルトレの運用資金は
必要証拠金額 + 最大損失想定金額
で算出される金額が一つの目安となります。
<必要証拠金とは>
FXのポジションを保有する為に最低限必要とされる証拠金です。
コチラを参照
<有効証拠金額とロスカット>
有効証拠金=入金額±実現損益±評価損益
以下の状況でロスカットが発生します。
有効証拠金÷必要証拠金×100 ≦ 100%
順番に解説します。
6-2.必要証拠金額の求め方

トライグルトレの注文設定から、買い注文・売り注文の取引数量をそれぞれ合計すると以下となります。
■トライグルトレ_ブル
買い:70,000通貨
売り:77,000通貨
■トライグルトレ_ベア
買い:77,000通貨
売り:70,000通貨
トライオートFXの必要証拠金額計算においては、両建てMAX方式を用いますので
ブル/ベア問わず、トライグルトレは各通貨ペア77,000通貨分の必要証拠金額が必要になります。
例えば米ドル/円を77,000通貨保有する為の必要証拠金額は、338,800円となります。※
※米ドル/円レート=105円の場合。
必要証拠金はコチラを参照
<両建てMAX方式とは?>
同一通貨ペアの売り数量と買い数量の必要証拠金額を比較し、金額の多い方のみの必要証拠金額負担で、売り買い全ての建玉を保有可能とする計算方式です。
例)
トライグルトレ_ブルの場合、売り77,000通貨分の必要証拠金負担で、買い70,000通貨も保有することができる。
6-3.最大損失想定額の求め方

トライグルトレの最大損失想定額は、
順行方向に400pips推移→逆行方向に700pips推移
というように、順行方向に目いっぱい相場が推移した後、逆行方向へと一気に相場が推移した時の損益シミュレーションから算出することができます。
このシミュレーションから、トライグルトレ_ブル_米ドル/円の最大損失想定額は218,850円と算出することができます。
※上記はあくまでシミュレーションです。実際の運用において上記通りの結果が保証されるものではありません。
6-4.運用資金の求め方
以上より、トライグルトレ_ブル_米ドル/円の保守的な運用資金目安を算出することができます。
運用資金目安(557,650円)= 必要証拠金額(338,800円)+ 最大損失想定額(218,850円)
最大損失想定額は、クロス円通貨ペアの場合は約22万円前後となりますので、
各通貨ペア77,000通貨分の必要証拠金額+22万円
で簡易的に運用資金目安を算出することも可能です。
実際の運用検討時は、直近の為替レート水準から必要証拠金を算出した上で運用資金目安を算出してください。
<最大損失想定額参考値>
○○/円=約22万円
○○/米ドル=約24万円
ユーロ/豪ドル=約19万円
米ドル/スイスフラン=約26万円
ユーロ/英ポンド=約33万円
豪ドル/NZドル=約18万円
<注意点>
最大損失想定額は、上記想定相場において、逆行方向にレンジアウトした時、全ポジションを決済することを想定した損失額です。
実際の運用時において、逆行時に全ポジションを決済しない場合、損失額が最大損失想定額を超える可能性がありますので注意してください。
7.低資金から運用する方法
トライグルトレは初期設定では700pipsの範囲にレンジが設定されていますが、稼働する自動売買注文を間引いて500pipsトライグルトレと変更し、初期設定よりも少ない運用資金からトライグルトレを運用することができます。

7-1.500pipsトライグルトレの作成方法
以下に、500pipsトライグルトレの作成方法を説明します。
①トライグルトレを自動売買セレクトから選択し、稼働開始します。
②稼働したトライグルトレをポートフォリオから確認し、注文設定ページより以下のように設定値等を変更。
▼トライグルトレ_ブルの場合
■初期設定から稼働停止する自動売買注文
子本体売と子本体買
・前日終値+380~前日終値+300
・前日終値-220~前日終値-300
サポート買
・前日終値+360~前日終値+300
・前日終値-240~前日終値-300
■初期設定から設定値を変更する自動売買注文
ヘッジ_売
・エントリー価格を前日終値-220の位置へと変更
※子本体売における前日終値-220の位置のエントリー価格を参照
・取引数量を31,000通貨へと変更
▼トライグルトレ_ベアの場合
■初期設定から稼働停止する自動売買注文
子本体売と子本体買
・前日終値+300~前日終値+220
・前日終値-300~前日終値-380
サポート売
・前日終値+300~前日終値+240
・前日終値-300~前日終値-360
■初期設定から設定値を変更する自動売買注文
ヘッジ_買
・エントリー価格を前日終値+220の位置へと変更
※子本体買における前日終値+220の位置のエントリー価格参照
・取引数量を31,000通貨へと変更
7-2.500pipsトライグルトレの必要証拠金

トライグルトレの注文設定から、買い注文・売り注文の取引数量をそれぞれ合計すると以下となります。
▼トライグルトレ_ブル
買い:49,000通貨
売り:56,000通貨
▼トライグルトレ_ベア
買い:56,000通貨
買い:49,000通貨
トライオートFXの必要証拠金額計算においては両建てMAX方式を用いますので
ブル/ベア問わず、500pipsトライグルトレは各通貨ペア56,000通貨分の必要証拠金額が必要になります。
米ドル/円を56,000通貨保有する為の必要証拠金額は、246,400円となります。※
※米ドル/円レート=105円の場合。
必要証拠金はコチラを参照
7-3.500pipsトライグルトレの最大損失想定額

500pipsトライグルトレの最大損失想定額は、
順行方向に300pips推移→逆行方向に500pips推移
というように相場が推移した時の損益シミュレーションから算出することができます。
このシミュレーションから、500pipsトライグルトレ_ブル_米ドル/円の最大損失想定額は102,050円と算出することができます。
※上記はあくまでシミュレーションです。実際の運用において上記通りの結果が保証されるものではありません。
7-4.500pipsトライグルトレの運用資金の求め方
以上より、500pipsトライグルトレ_ブル_米ドル/円の保守的な運用資金目安を算出することができます。
運用資金目安(348,450円)=必要証拠金額(246,400円)+最大損失想定額(102,050円)
また、500pipsトライグルトレの最大損失想定額は、クロス円通貨ぺアの場合は10万円前後となりますので、
各通貨ペア56,000通貨分の必要証拠金額+10万円
で簡易的に運用資金目安を算出することも可能です。
<最大損失想定額参考値>
○○/円=約10万円
○○/米ドル=約12万円
ユーロ/豪ドル=約9万円
米ドル/スイスフラン=約12万円
ユーロ/英ポンド=約16万円
豪ドル/NZドル=約8万円
<注意点>
最大損失想定額は、上記想定相場において、逆行方向にレンジアウトした時、全ポジションを決済することを想定した損失額です。
500pipsトライグルトレにおいても、実際の運用時にポジション決済できない場合、損失額が最大損失想定額を超える可能性がありますので注意ください。
8.トライグルトレの運用手法
トライグルトレは前述の通り、一定程度相場の方向感を投資家が予想した上で稼働する必要があります。
これは裁量取引におけるトレード方針の検討の仕方と考え方は近いものであり
・テクニカル指標を基にしたトレード方針の決定
・ファンダメンタルズ的な視点からのトレード方針の決定
等々、その考え方は無数にあります。
また同時に、「絶対に勝てる手法」というものは無く、トライグルトレの取引手法に答えはありません。
参考までに、トライグルトレの運用手法を解説動画後半にて解説しておりますのでご覧ください。
9.最後に
トライグルトレは、今までのトライオートFXの自動売買ロジックに無い新たな枠組み「短中期運用における武器」としてのロジックとなります。
上手く活用することができれば、皆様のトレードの一助となるロジックだと考えています。
上記解説をよく理解した上での稼働を検討頂けますと幸いです。
※トライグルトレについて
トライグルトレは両建てとなるタイミングがあるため、スプレッドが二重にかかる、スワップポイントで支払いが生じるなどのデメリットが存在します。デメリットもよくご理解いただいた上で、トライグルトレのご利用を検討ください。
10.参考資料
10-1.トライグルトレ_ブルの設定値一覧

10-2.トライグルトレ_ベアの設定値一覧
