昨晩の海外市場は、バイデン大統領の就任式を受けて、特段トラブルもなかったことで、ご祝儀的にNY株3指数が、史上高値を更新する動きとなったが、為替市場の反応は、冷ややかな展開に留まった。尚中国外務省は、米国のポンペオ前国務長官を含むトランプ前政権の要人28人に対し、中国の内政に干渉したとして制裁措置を導入したと発表したが、市場の反応は見えなかった。
ドル円は103.85から103.45まで値を下げ、ユーロドルは、1.2158を高値に、欧州各国で新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けたロックダウン延長や制限措置強化が相次ぎ、ECB理事会を控えた調整に1.2077まで下落、ポンドドルは、1.3720を高値に1.3623まで一時売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が125.27まで売り込まれ、ポンド円は142.35まで反発後141.09まで売られ、オージー円は80.36から80.12、NZD円は74.01から74.28で小動き、カナダ円は、カナダ中銀が、政策金利を据え置いた、2022年の成長率見通しを上方修正したことで81.64から82.14まで一時上昇した。