昨晩の海外市場は、年末を控えてドル売りが優勢となった。米12月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったが、11月住宅販売保留指数は予想を下回り、影響は限定された。またNYダウは、一時189ドル高まで上昇も、その後伸び悩んだ。
ドル円は102.96まで下落もロンドン・フィキシングでの円売りで、103.36まで一時反発、ユーロドルは、1.2310まで上昇も、レーン・フィンランド中銀総裁が「ECBはユーロ相場を非常に注意深く監視している」と発言したことなどで上値は抑えられた。また、ポンドドルは、英政府が英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを承認し、年明けから接種を開始すると発表したこと、英下院はが、EUとのFTAの暫定発効に向け、関連法案を賛成多数で可決したことなどが好感され1.3625までじり高となった。
一方クロス円では、ユーロ円が126.47まで下落後127.02まで反発、ポンド円は140.66まで上昇、オージー円は78.95を安値に79.41、NZD円は74.05から74.48、カナダ円は80.55から81.05まで買い戻された。