昨晩の海外

昨晩の海外市場は、早期は米FOMCで、追加の緩和策が発表されるとの思惑や米11月小売売上高やマークイットのサービス業・総合PMIが、弱い結果となったことが、ドル売りを誘った。ただ、実際のFOMCでは、緩和強化の思惑が肩透かしとなりドルの下値を支えた一方、パウエルFRB議長のハト派的な会見がドルの上値を抑えた。またFRBメンバーの成長率見通しが引き上げられたが、ナスダック総合が史上高値を更新するも、NYダウは、プラスマイナス100ドル前後で揉み合いの動きに留まった。
ドル円は、103.26まで一時下落後103.92まで反発、ユーロドルは、良好なユーロ圏のPMI・速報値を受けて1.2212まで上昇後、1.2115まで売りに押され、ポンドドルは、フォンデアライエンEU委員長が、英国とのFTA交渉において、「漁業権問題ではまだ隔たりがあるものの、ほとんどの問題で協議が進展した」と発言したことで1.3555まで上昇後、1.3451まで一時売り込まれた。
一方クロス円では、ユーロ円は125.71から126.35、ポンド円が139.18から140.08、オージー円が78.15から78.45まで反発、NZD円は73.60から73.23まで売りに押され、カナダ円は80.96から81.3で上下した。