昨晩の海外

昨晩の海外市場は、注目のECB理事会では、政策金利の据え置き、パンデミック緊急購入プログラムを2022年3月まで延長、5000億ユーロ拡大することが発表された。ただ、ほぼ予想通りの結果となり、影響は限られたが、米11月消費者物価指数は予想を上回るも、弱い米週間新規失業保険申請件数などがドルの上値を抑えた。なお米国の追加経済対策について、ムニューシン財務長官やペロシ下院議長が「協議が大きく進展した」との発言が出たが、NYダウは、終始前日比マイナス圏の推移に留まった。
ドル円は104.58から104.22まで下落、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が、「新型コロナウイルス感染の第2波による経済低迷や2023年末までインフレ率が目標を大きく下回ることに対する懸念」、「為替レートの動きを注視している」と言及し、1.2081まで下落後、1.2159まで反発、ポンドドルは、対ユーロでの売りで1.3246まで下落後、1.3321まで反発した。ユーロポンドは0.9143まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円は126.74まで上昇、ポンド円は138.39まで値を下げ、オージー円は78.58、NZD円は73.94、カナダ円は82.13まで反発した。