昨晩の海外

昨晩の海外市場は、英欧FTA交渉を睨んで、ポンド相場が荒れた展開となった。バルニエEU離脱首席交渉官が、漁業権で合意が近いとの見方を否定したとの報道、英関係筋が「交渉に進展がないなら7日に協議を打ち切る可能性がある」、EU外交官も「英国とEUは、大きな相違を埋められていない」と発言、英スカイニュースが、「EU外交筋の話として、合意の見通しは暗い」と報道したことから、ポンドドルは、一時1.3225まで売り込まれたが、その後英タイムズ紙が「英国とEUの交渉は進展」と報じたこと、「ジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長が、対面で協議を行う見通し」などの報道を受けて、1.3405まで買い戻しが優勢となった。また、ユーロドルは、1.2079まで下落後1.2166まで反発、ドル円は104.31から103.92での小動きに留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が125.97の安値から126.49、ポンド円は137.91まで下落後139.38まで反発、オージー円が76.91から77.50、NZD円が73.08から73.46まで値を回復したが、カナダ円は81.48から81.18まで売りに押された。