金曜日の海外市場は、注目の米11月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比+24.5万人と予想の+46.9万人増を下回ったが、一方で失業率は、6.7%と予想の6.8%を下回り、相場の反応はまちまちとなった。NYダウは、ファイザーと独ビオンテックが、「年内目標としている5000万回分のワクチンの大半を製造した」と発表したことなどを好感して、248ドル高で高値引けとなったが、リスクオンのドル売りは強まらず、総じて週末を控えたポジション調整の動きが中心となった。
ドル円は、103.83まで下落後、104.25まで反発、ユーロドルは1.2178を高値に1.2113まで下落、ポンドドルは、1.3411から1.3540まで一時上昇後、バルニエEU離脱首席交渉官が「英国とEUの通商交渉を一時中断する」と発言したことで、1.3421まで売りに押されて引けた。
一方クロス円では、ユーロ円が126.68から126.19まで下落、ポンド円は、139.45から140.72まで上昇後139.80売りに押され、オージー円は77.02から77.52、NZD円は73.16から73.48まで反発、カナダ円は、カナダ11月雇用統計で、予想より強い結果となり81.58まで上昇した。