昨晩の海外市場は、まちまちの展開も、ユーロ中心にドル売りが継続した。NYダウは、弱い米11月ADP全米雇用報告もあって、224ドル安からスタートも、「ペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は、追加経済対策の交渉の叩き台として超党派案を支持する」との報道を受けて協議進展の期待感からプラス圏を回復して引けた。ベージュブックでは、「米経済活動はほとんどの地区で僅かから緩やかに拡大もパンデミック前のレベルを下回ったまま」と示されたが、相場の反応は見えていない。
ドル円は104.75まで上昇後、104.42まで売りに押され、ユーロドルは1.2040から1.2108まで一時上昇、メルケル首相が、「新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、部分的なロックダウンを来年1月10日まで延長」することを発表したが、影響は限られた。また、ポンドドルは1.3442を高値に、対ユーロなどの売りで1.3288まで一時値を下げた。英国は、「新型コロナワクチンの緊急使用を認可する」と発表したが、相場の反応は見えていない。
一方クロス円では、ユーロ円は126.55まで上昇、ポンド円は14.46から138.90まで売りに押され、オージー円は76.86から77.45まで反発、NZD円は74.05から73.55まで売りに押され、カナダ円は81.02から80.72の狭いレンジで推移した。