昨晩の海外

金曜日の海外市場は、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた軟調な株価や月末のフローで、ドルは堅調な推移の展開となった。米9月個人所得、シカゴ購買部協会景気指数や10月ミシガン大消費者信頼感指数などが予想を上回ったこともドルを支えた。尚NYダウは、GAFA企業決算に対する失望もあって、一時515ドル安と終始マイナス圏の推移に留まった。
ドル円は、104.13を安値に104.74まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏各国の7-9月期GDPの速報値が、良好な結果となったこともあり、1.1704まで反発後、ロンドン・フィキシングに絡んだ売りで1.1640まで下落、ポンドドルは、1.2900から1.2988で上下した。尚、英FT紙は「英国とEUは漁業権やその他重要な課題について大きな隔たりが依然存在する」と報じたが、市場の反応は限定的だった。
一方クロス円では、ユーロ円が121.62から122.46で上下、ポンド円は134.42から135.82まで値を戻し、オージー円は73.16から73.93、NZD円は68.88から69.71、カナダ円は78.08から78.72まで一時買い戻された。