昨晩の海外市場は、欧米の新型コロナの感染再拡大を受けて、欧州でロックダウン措置が一部再開されることで、株価が大きく続落しリスク回避のドル買いや円買いが優勢となった。ドイツは、11月2日から1カ月間、緊急の部分的ロックダウンの実施を決定、フランスも30日から少なくとも12月1日まで、全国規模でロックダウンが実施される。尚、独株価指数は、4%を超える下落、NY株価3指数も3%を超える下落で引けた。
ドル円は104.11の安値から104.45まで反発、ユーロドルは1.1718まで下落、ポンドドルは1.3065から1.2917まで値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円が122.19、ポンド円が134.89、オージー円は73.40、NZD円は69.16まで下落、カナダ円は、原油価格の下落に加えて、カナダ中銀が、政策金利を据え置いたが、声明で「インフレ目標の持続的達成のため低金利政策を2023年まで継続する」、「必要に応じて追加の金融政策の用意がある」との見解が示され、78.23まで売りに押された。