昨晩の海外市場は、米1月小売売上高が、コアとも市場予想を上回った一方、前月分が下方修正されたことで、反応は限定された。また、ボーイングの事故を嫌気して一時240ドル超の下落となったNYダウが、200ドル高まで回復したことで、リスク回避の動きは強まっていない。 ドル円は111.31から111.03で小動きに推移、ユーロドルは1.1257を高値に1.1222まで売りに押され、ポンドドルは、メイ首相が辞任する可能性との報道などもあり、1.2962まで売り込まれた後は、ショート・カバーの動きに加えて、メイ首相が、EUとの最後の交渉のために仏ストラスブールを訪問するとの報道、メルケル首相が、EUは英国に対して重大な提案を行ったと述べたことなどから1.3169まで買い戻しが優勢となり、ユーロポンドは0.8542まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が125.21から124.81まで売りに押され、ポンド円が146.52まで上昇、オージー円が78.55、NZD円が75.39まで反発、カナダ円は82.67から83.00で上下した。