昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、2018年の米国貿易赤字が、過去10年以来の水準まで悪化したことが、ドルの上値を抑えた。ウイリアムズNY連銀総裁「米GDPは、2%前後まで減速すると予想」、午後のベージュブックでは、成長が若干の減速が示唆されたが、影響は限定されたが、OECDが世界の景気見通しを引き下げたことで、株価が嫌気する形となった。  ドル円は111.92から111.62まで売りに押され、ユーロドルは、「ECBは新たな貸出条件付きの流動性供給オペを正当化するためインフレ・成長見通しを引き下げる可能性」との報道を受けて、1.1286から1.1325まで反発、ポンドドルは1.3128から1.3175で揉み合った。  一方クロス円では、ユーロ円は126.54から126.18で上下、ポンド円は146.71を安値に147.28まで反発、オージー円は78.72から78.39、NZD円も75.94から75.54まで値を下げ、カナダ円は、カナダ中銀が政策金利を据え置き、声明で将来の利上げ時期について不確実性が示されたことで、83.73から82.39まで売りに押された。