昨晩の海外市場は、ドル売りが優勢となった。米2月リッチモンド連銀製造業景気指数や消費者信頼感指数は、予想を上回ったが、弱い住宅指標もあって米国債入札後に、米長期金利が低下したことが嫌気された。また、パウエルFRB議長の議会証言では、「物価上昇圧力に一服感があり、金融政策変更の様子見が正当化される」と述べたが、影響は限定された。 ドル円は、110.90を高値に110.42まで下落、ユーロドルが1.1403まで買い戻しが優勢となり、ポンドドルは、メイ首相が、現在のEU離脱案が否決されれば、延期を問う議会採決するとしたことで1.3289まで上昇した。 一方クロス円では、ユーロ円は126.03から125.72で上下、ポンド円は145.65から147.08まで反発、オージー円が79.18から79.57、NZD円も76.36から76.12の小動きで推移、カナダ円は83.63から84.08まで買い戻された。