昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米中通商協議の結果を睨んで、総じて揉み合いの中、ドルは軟調気味な推移となった。米中通商協議に関しては、CNBCが、中国は最大1.2兆ドルの米製品を購入することでコミットしたと報道、ムニューシン財務長官が「米中協議で為替について最終合意した」、トランプ大統領が「協議の進歩が見られれば、3月1日の期限を延長することも可能」と述べたが反応は鈍く、最終的に2日の延長が決定した。またFRB要人発言が続いたが、影響は限定され、NYダウは堅調に一時202ドル高まで反発した。  ドル円は110.91まで反発後、米長期金利の低下を受けて110.56まで下落、ユーロドルは、弱い独2月ifo企業景況感指数に反応は鈍く、1.1316から1.1356で揉み合い、ポンドドルは、関係者筋が英EU離脱交渉の進展に否定的な見解を示したことで、1.2968まで下落後1.3080まで買い戻された。、  一方クロス円では、ユーロ円が125.78から125.39まで売りに押され、ポンド円は143.80から144.76まで反発、オージー円が79.10、NZD円が75.83まで買い戻され、カナダ円は、予想を上回る加12月小売売上高もあって84.28まで反発した。