昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ECB理事会を受けて、ドルの買い戻しが優勢となった。またNYダウは、ロス米商務長官が「米中間の貿易問題解決には程遠い」との見解を示し、一時153ドル近く値を下げたが、前日のハイテク株の高決算やロス商務長官が「来週の協議のためにたくさんの準備をしている」とトーンを和らげたことが下値を支えた。   ユーロドルは、仏1月PMIが、予想を大幅に下回ったことで1.1307まで売りを強めたが、ECB理事会の声明が前回とほとんど変わらなかったことで1.1381まで反発、ただ、ドラギ総裁が、ユーロ圏経済に関して「リスクが高まっている」とハト派の発言を行ったこと、「ドイツは今年の経済成長見通しを1.8%から1.0%に大幅下方修正する公算」とのリポートが出たことで、1.1290まで下値を広げ、ポンドドルもユーロにつれて1.3013まで下落も、対ユーロでの買いが値を支えた。ユーロポンドは0.8652まで下落した。またドル円は、109.80を高値に、109.42まで下落後は、揉み合いを続けた。  一方クロス円では、ユーロ円が123.79まで下落、ポンド円が142.74、オージー円が77.65、NZD円が74.09まで値をさげ、カナダ円は、原油価格の反発が支え、81.94から82.25で揉み合った。