NY午前の動向は、米11月ISM製造業景気指数が予想を上回ったこともあり、ドルが堅調な推移も大きな動きにつながっていない。クラリダFRB副議長は「米国経済は健全に推移」、ブレイナードFRB理事が、「インフレはFRBの目標である2%近辺」、クドローNEC委員長が「中国が市場を開放すれば米国の輸出は増えるだろう」、ムニューシン米財務長官は「中国は人民元の取り決めについてコミットしている」などと述べたが、影響は限定された。またNYダウは、一時440ドル高まで上昇も、高値圏を維持出来ていない。 ドル円は113.38から113.62の狭いレンジで推移、ユーロドルは、1.1380まで反発後1.1320まで下落、ポンドドルは、予想を上回る英製造業PMIにも、1.2825から1.2699まで一時売りに押された。 一方クロス円では、ユーロ円は129.16から128.55で上下、ポンド円が145.53から144.19まで売りに押され、オージー円が83.86を高値に83.54まで値をさげ、NZD円は、対豪ドルでの買いが優勢となり78.82まで値を上げ、カナダ円は86.24まで値を上げた。またAUD/NZDは、1.0608まで下落した。