昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中国元や上海株の下落を受けたアジア市場からのリスク回避の動きが、15日が提出期限とされる伊予算案への警戒感から伊国債利回りが4年半ぶり上昇、欧州株やNY株の下落を受けて継続したが、ただ、NYダウが下げ止まりを見せたこと、一服して引けた。中国元や上海株の下落は、先週のペンス副大統領の「中国はあらゆる手段で米国に内政干渉している」と発言に対して、ポンペオ米との会談で王毅中国外相が「米国が間違っている」と強い懸念を示したことで、国慶節明けの上海株が3.72%の大きな下落となり、NY午後の動向は、リスク回避の動きが続いている。  ドル円が112.82まで下落、ユーロドルが1.1460、ポンドドルも、ラーブ英EU離脱担当相よる今週のブリュッセル訪問が無いことが判明したこともあり、1.3028まで一時売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が129.51、ポンド円が147.51、オージー円が79.77、NZD円が72.74、カナダ円が87.00まで下落した。