昨晩の海外市場は、米9月雇用統計の結果を受けて、ドルが上下するも大きな方向感とはなっていない。9月非農業部門雇用者数は、+13.4万人と予想を下回ったが、過去2カ月分が上方修正されたこと、また失業率が3.7%と予想の3.8%より強い結果となり、一時ドル買いが強まるも、米10年物国債利回りが一時3.2460%と2011年以来の高水準まで上昇したことで、NYダウが320ドル超えの下落となり相場を圧迫した。尚同時に発表された平均時給は前月比、前年同月比ともに予想通りの結果に留まった。 ドル円は114.08まで反発後113.56まで下値を広げ、ユーロドルは1.1484から1.1550まで反発後このレンジでもみ合い、ポンドドルは、「EUが英国に貿易協定で優遇する可能性」との観測報道などもあり1.3123まで一時上昇し、その後も底堅く推移した。 一方クロス円では、ユーロ円は131.43から130.60まで下落、ポンド円が149.29まで一時上昇、オージー円が80.01、NZD円が73.08、カナダ円が87.69まで売りに押された。