昨晩の海外市場は、先週貿易戦争懸念でリスク回避的に買われたドルや売り込まれたクロス円に巻き戻しの動きが優勢となった。 ドル円は、110.97から111.25まで一時買いが優勢となり、ユーロドルは、イタリアの財政規律不安が和らいだことで1.1616まで上昇、ポンドドルは、英7月月次GDPが予想以上の伸びとなったが、同時に発表された7月鉱工業生産指数や製造業生産高が弱く、影響は限定されたが、バルニエEU首席交渉官が「6-8週間でのブレグジット合意は現実的」と述べたことで、1.3052まで一時急伸した。 一方クロス円は、買い戻しが優勢となり、ユーロ円が129.07、ポンド円が145.04、オージー円が79.27、NZD円が72.77、カナダ円が84.54まで値を上げた。