昨晩の海外市場は、ジャクソンホールで、パウエルFRB議長が、「インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、経済の過熱リスクは高まっていない」とハト派的な発言を行ったことで、米長期金利が低下。総じてドルは軟調な推移となった。米7月耐久財受注の速報値は予想を下回ったが、パウエル発言を受けて、NYダウは一時170ドル高まで上昇した。 ドル円は111.49の高値からトランプ大統領が、「現時点ではポンペオ米国務長官が北朝鮮を訪問することはない。北朝鮮の非核化の動きは不十分である」と述べたことで、111.10まで下落、ユーロドルが1.1640まで一時買われ、ポンドドルも1.2882まで上昇した。 一方クロス円では、ユーロ円が129.42、オージー円が81.72、カナダ円が85.46を高値に調整気味となり、ポンド円は143.25から142.75まで売りに押され、NZD円は74.46を高値に、堅調を維持した。