昨晩の海外市場は、通商問題、トランプ大統領のFRB批判やドル高けん制からのリスク回避の動きに、クロス円主導で、巻き戻し的な円売りとなった。FOMC議事録は、タカ派的も貿易戦争に対する懸念が示されたが、相場の反応は限定された。また、米7月中古住宅販売件数は、4か月連続で減少したが、一部価格の上昇が悪影響を与えているとの見方から、ドル売りは限られた。
ドル円は110.62まで上昇も、動きは鈍かった。またユーロドルが1.1623、ポンドドルが1.2973まで一時上昇したが、上げ渋る形となった。
一方クロス円では、ユーロ円が128.28、ポンド円が142.81、オージー円が81.38、NZD円が74.11まで買い戻しが優勢となり、カナダ円は、NAFTAの早期合意期待から85.09まで値を上げた。