昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、決算期末のレパトリの動きから、ドル買いが優勢となった。NYダウは、トランプ米政権が、「中国の対米投資制限について、最も厳しい措置を取らない」との思惑から、一時290ドル高まで反発したが、その後クドローNEC委員長が「トランプ米大統領は中国に対して譲歩しない」と発言したことで、165ドル安で引けた。米5月耐久財受注は、予想を上回ったが、市場の反応は限定的だった。
 ドル円は、109.69を下値に110.49まで反発、ユーロドルが1.1541、ポンドドルは1.3107まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が128.32から127.26、ポンド円も145.47から144.54まで値を下げ、オージー円は81.65から80.77、NZD円が75.32から74.74まで売りに押されたが、カナダ円は、原油の大幅上昇を受けて、82.35から83.17まで一時上昇した。